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2011/08/28 (Sun)
小話
どうしようもないおバカな小話を一つ投下。
エリーさんとマリーさんが、ちょっとおバカです。
被害者はたぶんルーウェン。
なんでも笑って赦せる方だけ、どうぞ
エリーさんとマリーさんが、ちょっとおバカです。
被害者はたぶんルーウェン。
なんでも笑って赦せる方だけ、どうぞ
+生命の神秘?+
「あかちゃんは、コウノトリが連れてくるんですよ」
にっこりと無垢な笑顔と共にその爆弾は落とされた。
一瞬静まり返った酒場に、突如、楽しげな笑い声が響く。
笑い声の主は、発言者である錬金術師の先輩。
爆弾魔の異名を持つ妙齢の錬金術士だ。
「やあね。エリーったら、冗談がキツイわよ。赤ちゃんはね・・・」
笑いながら口を開く年かさの錬金術士に、あまり生々しい事は言うな、と止めに入るべく口を開くが間に合わなかった。
「キャベツから生まれてくるのよ」
自信満々に続けられた言葉に、そのままテーブルに突っ伏す。
そんな俺の頭上を、いや、コウノトリだ、キャベツだ、と自説を曲げない錬金術士達の声が飛び交う。
なにやら同意を求める声が聞こえる気がするが、これはきっと空耳だ。
彼女達のあまりに不甲斐ない恋人達へ、心の中で呪いの言葉を吐きながら、俺はこのまま酔い潰れたフリをしよう、と心に誓った。
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