カレンダー
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
最新コメント
[06/11 月嶋紗羅香]
[04/17 月嶋紗羅香]
[03/12 月嶋紗羅香]
[02/17 ちよこ]
[04/22 みず]
プロフィール
ブログ内検索
2011/08/28 (Sun)
小話
どうしようもないおバカな小話を一つ投下。
エリーさんとマリーさんが、ちょっとおバカです。
被害者はたぶんルーウェン。
なんでも笑って赦せる方だけ、どうぞ
エリーさんとマリーさんが、ちょっとおバカです。
被害者はたぶんルーウェン。
なんでも笑って赦せる方だけ、どうぞ
+生命の神秘?+
「あかちゃんは、コウノトリが連れてくるんですよ」
にっこりと無垢な笑顔と共にその爆弾は落とされた。
一瞬静まり返った酒場に、突如、楽しげな笑い声が響く。
笑い声の主は、発言者である錬金術師の先輩。
爆弾魔の異名を持つ妙齢の錬金術士だ。
「やあね。エリーったら、冗談がキツイわよ。赤ちゃんはね・・・」
笑いながら口を開く年かさの錬金術士に、あまり生々しい事は言うな、と止めに入るべく口を開くが間に合わなかった。
「キャベツから生まれてくるのよ」
自信満々に続けられた言葉に、そのままテーブルに突っ伏す。
そんな俺の頭上を、いや、コウノトリだ、キャベツだ、と自説を曲げない錬金術士達の声が飛び交う。
なにやら同意を求める声が聞こえる気がするが、これはきっと空耳だ。
彼女達のあまりに不甲斐ない恋人達へ、心の中で呪いの言葉を吐きながら、俺はこのまま酔い潰れたフリをしよう、と心に誓った。
PR
この記事にコメントする