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![](http://bfile.shinobi.jp/1021/menukiiro.png)
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小話だけでも投下!
エリー視点です。
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~夢の中まで~
美味しそうなチーズケーキを頬張ろうとした瞬間に目が覚めた。
あとほんの少し、あとほんの少しで食べられたのに。
どうして夢って、いつもこんなタイミングで覚めてしまうのだろう。
そんな事をぼやいていたら、先輩がしみじみと頷く。
「ほんと。夢ってタイミングが悪いわよね。あたしもこの前、すっごく勿体ない夢を見たのよ」
「どんな夢ですか?」
「泉の精が出てきて、なんでも願い事を叶えてくれるって言うんだけどさ」
そんな前置きに、工房の売上げアップか、アカデミーからの借金の帳消しでもお願いしたのだろう、とそっと苦笑する。
けれど、続く言葉は予想の少し斜め上を行っていた。
「その泉の精がアイツそっくりなのよ!つい、反射的にメガフラムを投げつけちゃって・・・。ああ、勿体ないことをしたわ」
心底悔しそうな先輩に、どこからツッコムべきだろうか。
夢の中まで賑やかそうな先輩に向ける笑みは、少し引き攣っていた。
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